夏越の祓いの食べ物|京都和菓子の水無月や夏越ごはんとは?作り方も紹介
夏越の祓い(なごしのはらい)6月30日に無病息災を願い、食べると良いとされる食べ物といえば京都の和菓子「水無月」や夏越ごはんがあります。
上半期中に私たちが行った過ちや災い穢れを祓い清め、残りの半年の無病息災を願っていただく食べ物ですが、一体何なのか?どんな由来や意味があるのか?簡単な作り方も交えて紹介します。
夏越の祓いの食べ物|京都の和菓子『水無月』
京都では、夏越の祓いに食べる有名な和菓子に「水無月」があります。
関西では有名ですが全国的には知られていないかもしれませんね。
京都の和菓子『水無月』とは、外郎の生地の上に小豆をのせて三角形に切り分けた和菓子になります。
和菓子『水無月』簡単レシピ
土台になるういろうと小豆煮を組み合わせたら完成です
では早速作っていきましょう♪
- 白玉粉 50g
- 米粉(薄力粉でも) 150g
- 砂糖 50g
- 水 300g
- 煮小豆(甘納豆でも) 適量
(白玉粉・米粉はふるっておく)
(甘納豆を使うときはついてる砂糖をとっておく)
- ボウルに白玉粉、米粉・砂糖を合わせる
- 水を2~3回に分けて入れ、そ都度よく混ぜ合わせる。
- ザルでこして大さじ4ほど液をとっておく
- 耐熱容器に入れて、ふんわりラップして600W4分
- 固まっていたら、小豆をのせて取り分けてた液を回し入れる
- ふんわりラップで600W3分レンチン
- 粗熱が取れたら三角形に切り分け完成!
和菓子『水無月』を夏越の祓えに食べる由来
6月は別の呼び名で水無月といいます。
和菓子『水無月』の外郎(ういろう)の部分は氷に見立てており
上の小豆は厄除のためと言われています。
夏越の祓えに食べて、暑い季節に病にかからぬように
という願いが由来であり
過ぎた半年の清めと感謝、残りの半年の幸せを願う
という意味が込められています。
夏越しの祓いの食べ物|夏越ごはんと茅の輪(ちのわ)
雑穀ごはんの上に夏野菜を使った「茅の輪」をイメージした丸い食材をのせます。
「(雑穀)ごはん」と「茅の輪にちなんだ丸い食材」の2つの要素をおさえたら夏越ごはんができますよ♪
夏越ごはん献立例
- かき揚げ丼
これは一番みんなが作っているメニュー。雑穀ご飯の上に丸いかき揚げを乗せたら完成!
かき揚げで『茅の輪(ちのわ)』を表現します。
\我が家のかき揚げ丼夏越ごはんレシピ大公開/
- だしかけ夏越ごはん
かき揚げにしなくても、ご飯の上に具材をおいて
おだしをかけていただきます。(お茶漬けでもいいかも)
例)きゅうり・ツナ缶・刻んだトマトを混ぜ合わせてご飯の上に乗せる
その上に、白だしやめんつゆをかけて完成!
- 夏カレー
ごはんと夏野菜で茅の輪を表現もできますね。
今夜は夏越ごはんカレー🍛#夏越ごはんの日 #夏越ごはん pic.twitter.com/keaVOoBfwb
— 🌷sumin🌷 (@sumin1234sumin) June 30, 2019
- 夏越ビビンバ丼
ビビンバも丸く盛り付けたら、夏越ごはんに早変わりです^^
夏越ご飯の由来と茅の輪
夏越ごはんは、まるく具材を盛り付けたご飯ものっていうイメージでokなんですが、
この丸い物の由来は『茅の輪(ちのわ)』なんです。
ごはん(米)は日本人にとって主食であり、宮中や神社の五穀豊穣祈願での供物としても欠かせない昔からとても大切な穀物ですよね。
そんなご飯(雑穀米)と季節の野菜を使ったかき揚げなどの丸い物を組み合わせて考えられたのが夏越ごはんとなります。
雑穀を推奨してるのは、その昔蘇民将来(そみんしょうらい)が素盞嗚尊(すさのおのみこと)を「粟飯」でもてなした伝承に由来しています。
夏越の祓いの食べ物まとめ
夏越の祓い(6月30日)にの食べ物の代表的なものを紹介しました。
- 和菓子『水無月』
- 夏越ごはん
暑い季節に病にかからぬように、厄除の意味もある京都の和菓子『水無月』
茅の輪に見立てた具材をのせて食べるごはん、『夏越ごはん』
これで今年前半の過ちや穢れを清めて、残り半年の無病息災を願いましょう♪